太陽光発電の10年後とは?売電・自家消費・蓄電池の展望
コラム
2025.02.17

太陽光発電の導入から10年。
固定価格買取制度(FIT)の終了が近づき、今後の活用方法に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
10年後、そしてそれ以降も、太陽光発電を有効に活用するにはどうすれば良いのか?
不安や疑問を解消するため、FIT終了後の選択肢やシステムの維持管理、将来を見据えた活用計画について、順を追ってご紹介します。
この記事が、皆様の未来のエネルギー計画を考える上で、少しでもお役に立てれば幸いです。
太陽光発電は10年後どうしてる?FIT終了後の選択肢
売電継続のメリットとデメリット
FIT終了後も、電力会社に余剰電力を売電することは可能です。
大手電力会社への売電継続は手続きが簡便なメリットがあります。
ただし、買取価格はFIT期間中の価格より大幅に低下します。
7円~9円/kWh程度が相場ですが、電力会社やプランによって変動するため、事前に確認が必要です。
また、買取価格は市場価格に連動するため、将来的な価格変動リスクも考慮する必要があります。
一方、新電力会社への売電も選択肢としてあります。
新電力会社の中には、大手電力会社よりも高い買取価格を設定しているところもあるため、売電先を比較検討することで、より高い収入を得られる可能性があります。
しかし、新電力会社は倒産リスクも存在するため、会社の信用度をしっかり確認することが大切です。
自家消費のメリットとデメリット
FIT終了後は、売電よりも自家消費を増やすことで電気代を削減できる可能性があります。
昼間に太陽光発電で発電した電気を、できるだけ家庭内で消費することで、電力会社から購入する電力量を減らせます。
これにより、電気料金の削減はもちろんのこと、再エネ賦課金も削減できます。
また、停電時にも一定量の電力が確保できるというメリットもあります。
ただし、自家消費を最大限に活かすためには、生活スタイルの見直しや、家電製品の買い替えなども必要になる場合があります。
太陽光発電で発電した電気を全て自家消費するには、電力使用量を把握し、日中の電力消費を最大化するための工夫が必要です。
蓄電池併用のメリットとデメリット
蓄電池を導入することで、昼間に発電した電気を蓄え、夜間や天候の悪い日にも利用することが可能になります。
これにより、自家消費率を大幅に向上させ、電気料金の削減効果をさらに高めることができます。
また、災害時の非常用電源としても活用できるため、安心感も得られます。
しかし、蓄電池の導入には高額な初期費用が必要となる点がデメリットです。
蓄電池の種類や容量、設置場所などによって費用は大きく変動するため、導入前に業者から見積もりを取り、検討することが重要です。
さらに、蓄電池にも寿命があるため、将来的には交換費用も必要になります。
その他の活用方法
エコキュートとの併用も有効な手段です。
昼間に太陽光発電で発電した電力を利用してエコキュートでお湯を沸かすことで、電気料金を削減できます。
また、電気自動車への充電も、太陽光発電の有効活用策の一つです。
電気自動車のバッテリーは、大容量の蓄電池として機能するため、非常時にも役立ちます。
ただし、電気自動車の導入には、車両価格に加えて充電設備の費用も必要となる点に注意が必要です。
さらに、P2P電力取引などの新しい電力取引システムの普及も期待されており、将来的な選択肢として検討しておく価値があります。

10年後の太陽光発電システムの維持管理
パワーコンディショナの寿命と交換
パワーコンディショナは、太陽光パネルで発電された直流電力を家庭で使える交流電力に変換する機器です。
一般的に寿命は10~15年と言われています。
FIT終了を機に、パワーコンディショナの交換を検討する必要があります。
交換費用は、機種や業者によって異なりますが、数十万円程度かかることが予想されます。
老朽化したパワーコンディショナは、発電効率の低下や故障リスクを高めるため、定期的な点検と早めの交換が重要です。
太陽光パネルの寿命と劣化
太陽光パネル自体の寿命は、20~30年と比較的長いです。
しかし、経年劣化によって発電効率は徐々に低下していきます。
定期的な清掃や点検を行うことで、劣化を抑制し、発電効率を維持することができます。
発電量の低下が目立つようになった場合は、パネルの交換や修理を検討する必要があります。
定期点検の重要性
太陽光発電システム全体を良好な状態に保つためには、定期的な点検が不可欠です。
専門業者による点検で、故障や劣化の早期発見、安全性の確保、発電効率の維持を実現できます。
点検頻度は、システムの状況や保証内容によって異なりますが、少なくとも年に一度は点検を行うことをおすすめします。

将来を見据えた太陽光発電の活用計画
電気料金の高騰と対策
近年、電気料金の高騰が続いています。
太陽光発電を有効活用することで、電気料金の高騰による影響を軽減することができます。
自家消費の拡大や蓄電池の導入、省エネルギー対策など、様々な対策を組み合わせることで、電気代節約効果を最大化できます。
再生可能エネルギーの普及と将来展望
再生可能エネルギーの普及は、ますます加速すると予想されています。
太陽光発電は、再生可能エネルギーの中でも導入しやすい選択肢の一つであり、今後も重要な役割を担うと考えられます。
将来を見据えた活用計画を立てることで、環境問題への貢献と経済的なメリットの両立を目指せます。
賢い選択のための情報収集
太陽光発電の活用方法を検討する際には、正確な情報収集が不可欠です。
電力会社や太陽光発電システムの販売業者、専門家などから、信頼できる情報を得ることが重要です。
また、政府の補助金や支援制度なども活用することで、経済的な負担を軽減できる可能性があります。
複数の選択肢を比較検討し、ご自身の状況に最適なプランを選びましょう。
まとめ
今回は、太陽光発電のFIT終了後の活用方法について解説しました。
FIT終了後も、売電継続、自家消費、蓄電池併用など、様々な選択肢があります。
最適な選択をするためには、自身の生活スタイルや経済状況、将来的な展望などを考慮し、正確な情報に基づいて計画を立てることが重要です。
定期的なシステム点検も忘れずに行い、太陽光発電を長く有効活用しましょう。
電気料金の高騰や環境問題への関心の高まりを踏まえ、賢く太陽光発電を活用することで、より豊かな未来を築くことができるでしょう。
将来のエネルギー事情の変化にも柔軟に対応できるよう、定期的な見直しも心がけてください。
当社は、完全自社施工で責任を持って施工致します。
また、メンテナンスも定期的に行いますので、太陽光発電をご検討の方は、お気軽にご相談ください。