売れない田舎の土地をどうすれば良いか
コラム
2026.02.10
相続などで手に入れたものの、現在では利用する機会がなく、管理に悩む田舎の土地を所有されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
広大な土地は固定資産税の負担となり、放置すればさまざまなリスクも伴います。
しかし、そのような土地も諦める必要はありません。
活用や処分には様々な方法があり、土地の状況に合わせた適切な選択をすることで、負担を軽減し、新たな道を開くことが可能です。
今回は、売れない田舎の土地の活用・処分方法について詳しく解説します。
売れない田舎の土地をどうすれば良いか
使わなくなった田舎の土地をどうにかしたいとお考えの場合、いくつかの方法が考えられます。
それぞれの状況や土地の特性に合わせて、最適な選択肢を見つけることが大切です。
買取業者に売却する
不要になった田舎の土地は、専門の買取業者に売却する方法が有力です。
買取業者は、そのままの状態で土地を買い取ってくれるため、土地の現状がどのような状態であっても対応できます。
また、リフォームや更地化などを業者側で行うため、売主の負担は少なく、短期間で現金化できる場合が多いのが特徴です。
訳あり物件や、市場では売りにくいとされる土地でも積極的に買い取ってくれる業者も存在します。
相続放棄や国への引き渡しを検討する
相続した土地で、どうしても手放したい場合は、相続放棄や「相続土地国庫帰属法」の利用も選択肢となります。
相続放棄は、被相続人の財産を一切相続しないという意思表示をする手続きですが、土地だけでなく他のプラス・マイナスの財産すべてが対象となります。
一方、相続土地国庫帰属法は、一定の要件を満たせば、土地のみを国に引き渡せる制度ですが、利用には審査手数料や負担金がかかるため、誰でも利用できるわけではありません。
寄付や無償譲渡を考える
土地を自治体に寄付したり、個人や法人に無償で譲渡したりする方法も考えられます。
自治体への寄付は、土地の活用が見込まれる場合に限られ、必ずしも受け入れられるとは限りません。
無償譲渡の場合、土地本体の代金は発生しませんが、贈与税や不動産取得税などの税金がかかる場合があります。
そのため、これらの方法を選ぶ際は、税金や手続きについて事前に確認することが重要です。

売れない田舎の土地を放置するリスク
手放すのが難しい田舎の土地をそのまま放置してしまうと、さまざまなリスクが生じます。
将来的な負担を避けるためにも、これらのリスクを理解しておくことが大切です。
資産価値の低下と税金負担
人口減少が進む田舎の土地は、地域全体の需要が低下しやすく、それに伴い資産価値も年々下落する傾向にあります。
さらに、土地に建物が建っていない更地の場合、住宅用地特例が適用されず、固定資産税が本来より高くなることがあります。
土地を使用していなくても、毎年税金は発生するため、所有し続けるだけで経済的な負担が増大する可能性があります。
管理責任と近隣トラブル
土地の所有者には、適切に管理する責任があります。
敷地内の雑草が伸び放題になったり、不法投棄されたりすると、景観が悪化するだけでなく、近隣住民との間でトラブルに発展する恐れがあります。
例えば、敷地内の木が倒れて隣家に損害を与えた場合など、所有者が損害賠償責任を問われる可能性もゼロではありません。
犯罪の温床化や負の遺産
手入れが行き届かず荒廃した土地は、不法投棄の標的になったり、放火などの犯罪の温床となったりするリスクが高まります。
特に、遠方に住んでいる場合、異変に気づくのが遅れ、被害が拡大してしまうことも考えられます。
このような土地をそのまま子や孫に相続させてしまうと、金銭的・精神的な負担となる「負の遺産」を残してしまうことになります。

売れない田舎の土地を売却するには
売れない田舎の土地を少しでも売却しやすくするためには、いくつかの工夫やアプローチが考えられます。
土地の売却しやすい形にする
広すぎる土地は、買い手が見つかりにくい場合があります。
その場合は、土地を分割して販売する「分筆」を検討することで、購入希望者にとって利用しやすいサイズになり、売却の可能性が高まることがあります。
また、古家が付いたままになっている土地は、解体して更地にした方が買い手がつきやすくなるケースも少なくありません。
農地の場合は、農地転用ができるか確認し、宅地化することで用途が広がり、売却につながることもあります。
新たな需要や活用法を探る
地域によっては、駐車場や太陽光発電用地としての需要が見込める場合があります。
特に、日当たりの良い土地であれば、太陽光発電事業者などが買い取ってくれる可能性があります。
また、ログハウスや別荘地としての活用、あるいは福祉施設や高齢者向け住宅の建設用地として、新たなニーズを探ることも考えられます。
こうした土地の潜在的な魅力を引き出すことで、売却につながる可能性が生まれます。
専門業者に相談する
田舎の土地の売却が難しいと感じる場合は、不動産の専門業者、特に買取業者に相談することが有効です。
買取業者は、市場で売れにくいとされる土地でも、その価値を見出し買い取ってくれる可能性があります。
専門業者に相談することで、土地の状況に応じた現実的なアドバイスや、スムーズな売却手続きのサポートを得られます。
まとめ
今回は、売れない田舎の土地の活用・処分方法について、放置するリスクや売却するためのポイントを交えながら解説しました。
土地の活用には手間や費用がかかる場合が多く、放置すると税金や管理責任、さらには犯罪リスクといった問題に発展する可能性があります。
そのような状況を避けるためには、早期に最適な方法を選択することが重要です。
特に、専門の買取業者に相談することで、土地の状況に応じた迅速かつ適切な売却が可能となるケースが多く見られます。
ご自身の土地の状況を把握し、賢明な判断をなさってください。