ソーラーカーポートの固定資産税について解説します!
お知らせ
2025.01.03

太陽光発電による環境への貢献と電気料金削減というメリットが魅力的なソーラーカーポートですが、導入にあたって気になるのが固定資産税の問題ではないでしょうか。
今回は、ソーラーカーポートと固定資産税の関係について、住宅用と産業用それぞれの場合を具体的に解説します。
税額の計算方法についてもご紹介しますので、導入前にぜひご確認ください。
ソーラーカーポートと固定資産税の関係とは?
ソーラーカーポートは、太陽光発電システムとカーポートを一体化した設備です。
一般的に、カーポート単体では固定資産税の課税対象になりませんが、ソーラーカーポートの場合、いくつかの条件を満たすと課税対象となる可能性があります。
これは、太陽光発電設備が事業用とみなされる場合や、カーポートの構造が建物に準じる場合などが考えられます。
以下、詳しく見ていきましょう。
固定資産税の対象となる条件とは?
固定資産税の課税対象となるかどうかは、大きく分けて2つの要素で判断されます。
1つ目は、ソーラーカーポートの発電規模です。
2つ目は、カーポート自体の構造と用途です。
1: 発電規模(定格出力)
一般的に、定格出力10kW以上の太陽光発電設備は事業用とみなされ、固定資産税の対象となる「償却資産」に分類されます。
10kW未満の場合は住宅用とみなされ、固定資産税は非課税となることが多いですが、発電量が多い場合など、税務署の判断によっては課税対象となる可能性があります。
正確な判断は、税務署への確認が不可欠です。
2: カーポートの構造と用途
ソーラーカーポートが固定資産税の課税対象となる条件として、カーポート自体の構造と用途も重要な要素となります。
具体的には、以下の3つの条件をすべて満たす場合、固定資産税の課税対象となる可能性が高まります。
1: 屋根があること
2: 基礎が地面に固定されていること
3: 3方向以上が壁で囲まれているか、またはそれに準じる構造であること(家屋や塀に近接しているなど)
これらの条件を満たさない場合、たとえ太陽光発電設備が設置されていても、固定資産税の課税対象とならない可能性が高いです。
住宅用ソーラーカーポートの固定資産税
住宅用ソーラーカーポートは、一般的に定格出力10kW未満のシステムです。
前述の通り、発電規模が10kW未満であっても、カーポートの構造が建物に準じる場合は固定資産税の課税対象となる可能性があります。
しかし、多くの住宅用ソーラーカーポートは、屋根と柱のみで構成されており、壁で囲まれていないため、固定資産税の対象となることは少ないです。
ただし、設置場所や周囲の状況によっては、税務署の判断が異なる場合があります。
産業用ソーラーカーポートの固定資産税
産業用ソーラーカーポートは、定格出力10kW以上のシステムであることが一般的です。
発電規模が大きいため、事業用とみなされ、償却資産として固定資産税の課税対象となります。
カーポートの構造に関わらず、固定資産税の対象となる可能性が高いと考えてください。

固定資産税の計算方法と税額試算
固定資産税の計算は、まず資産評価額を求めることから始まります。
資産評価額は、取得価格から減価償却分を差し引いた額です。
減価償却は、耐用年数と減価率に基づいて計算されます。
耐用年数と減価率
ソーラーカーポートの耐用年数は、税務上の分類によって異なります。
例えば、「露天式立体駐車設備」として分類される場合は耐用年数が15年、「太陽光発電設備」として分類される場合は耐用年数が17年とされる場合があります。
減価率は、耐用年数によって異なり、税法で定められた計算方法に従って算出されます。
正確な耐用年数と減価率については、税理士など専門家に相談することをお勧めします。
具体的な計算例
仮に、取得価格300万円、耐用年数15年、減価率が年14.2%(初年度は7.1%)のソーラーカーポートの場合、1年目の資産評価額は2,857,000円(3,000,000円 × (1 – 0.071))、固定資産税額は40,000円(2,857,000円 × 0.014)となります。
2年目以降は、前年度の資産評価額から減価償却分を差し引いて計算します。
これはあくまで一例であり、実際の税額は、取得価格、耐用年数、減価率、税率などによって大きく変動します。

税金対策と税務署への確認・相談
ソーラーカーポート導入における固定資産税の負担を軽減するためには、税務署への事前相談が非常に重要です。
設置前に税務署に相談することで、課税対象となるかどうかの判断、耐用年数や減価率の確認、税額の見積もりなどを行うことができます。
税務署の担当者と綿密にコミュニケーションを取り、税金対策について検討しましょう。
また、税理士などの専門家に相談することも有効な手段です。
専門家のアドバイスを受けることで、税金に関する不安を解消し、最適な導入計画を立てることができます。
1: 税務署への確認方法
税務署への確認は、電話、窓口、郵送など、様々な方法で行うことができます。
事前に必要な書類などを確認し、スムーズなやり取りを心がけましょう。
2: 税理士への相談
税理士は税金に関する専門家です。
税理士に相談することで、ソーラーカーポート導入に係る税金に関する疑問点を解消し、最適な税金対策を講じることができます。
まとめ
ソーラーカーポートの導入を検討する際には、固定資産税の有無と税額を正確に把握することが重要です。
住宅用であっても、産業用であっても、設置場所や構造、発電規模によっては固定資産税の課税対象となる可能性があります。
そのため、税務署への事前相談や税理士への相談を通じて、正確な情報を取得し、税金対策を十分に検討することが不可欠です。
本記事で紹介した情報を参考に、安心してソーラーカーポート導入計画を進めていただければ幸いです。
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